一般社団法人「倫理研究所」の国際事業部部長、伏木久登さん(56、京都)が、「倫理法人の会」のブラジル支部設立のため来伯した。5日に着伯し、ブラジル倫理の会の須郷清孝会長とともに来社した。
「倫理法人の会」とは「企業に倫理を、職場に心を、家庭に愛を」をスローガンとする倫理研究所の法人会員による組織だ。生活上の心構えなど社会生活の規範である「純粋倫理」を実践し、健全な経営をする企業を増やすことを目指す。
昨年5月には台湾、11月にアメリカ支部が設立され、予定通りに伯支部が出来れば3番目の海外支部となる。伏木さんは今回、役員に就任予定のブラジル倫理の会会員との会議や、関係団体への表敬訪問を行なう。
今回で7回目の来伯となる伏木さんは、「邦人の会は現在海外進出を進めており、今回は須郷さんが『ぜひブラジル支部設立を』と挙手してくれた」と語った。
須郷さんは12年前に倫理の会に入会し、友人を集めて勉強会を開いた。現在では会員数約100人となりピラシカーバ、スマレ、カンピーナス、サンパウロ市で勉強会が行われている。ポ語版の教本も作成され、ブラジル人会員も増加中だそうだ。
現在は会員を集めるために第1、3土曜日午前8時からニッケイパラセホテルで勉強会を開催しており、「年末までに40~50社ほど集めて設立させたい」と意気込みを語った。問い合わせは須郷会長(19・99635・8135)まで。
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