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《ブラジル南部》パラナグア港ターミナル=中国資本が運営会社買収へ=「交渉は詰めの段階」と情報筋
中国国営企業、招商局集団が、ブラジル南部パラナ州のパラナグア港のコンテナターミナル運営会社TCP買収に動いていると、13日付現地紙が報じた。
TCPの株式の半分は米国の投資ファンド会社アドベントが保有しているが、同社が昨年売りに出した株式の買い取りが成立する見込みだ。関係者は、売却額は10億ドル前後と見ている。
アドベントの本来の狙いは、TCPの株式上場か、保有株の一部売却だったが、招商局の積極姿勢が、本来の計画を変更させた。「招商局が強い興味を示し、交渉が進展した」「現在TCPと招商局は詳細を詰めている最中」など、複数の情報筋が明かしている。
TCPは昨年、株式売却の手続きを進めるために、ブラジル最大の独立系投資銀行BTGパクチュアル、米国のモルガンスタンレー銀行と契約を交わした。招商局も同様の目的でサンタンデール銀行と契約を結んだ。
招商局は中国国内18省で全長8147キロに及ぶ高速道、橋、トンネルを管理しており、世界18カ国、31カ所の港湾も運営している。
ブラジルではインフラ、交通部門への投資が不足している。招商局はTCPを買収することにより、その部門への足がかりを築こうとしている。
パラナグア港のコンテナターミナルは、ブラジルの中でも最も近代的で、成長への潜在力があるとされている。過去数年は大きな設備投資が行われ、TCPの生産性も著しく向上した。TCPは国内3位のターミナルオペレーターで、2015年の輸送量は、20フィートコンテナ81万5600個分だった。