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《ブラジル》北東部ペルナンブッコ州で殺人被害者が急増=2カ月で974人もが犠牲に
ブラジル北東部のペルナンブッコ州で殺人が急増し、社会を不安にさせている状況にあると、16日付フォーリャ紙が報じている。
同州では、今年の1~2月に、合計974人が殺人事件の犠牲者となった。この数字は前年同期比47%増えており、1日平均、約17人が犠牲になった計算となる。
同じ時期にサンパウロ州では622人が殺人事件の犠牲となっているが、サンパウロ州の人口はペルナンブッコ州の4倍であることを考慮すれば、同州の数字は異常とも言えるものだ。
同州はかねてから殺人事件が多いことで知られており、2009年までは毎年4千人以上が犠牲になっていた。だが、その数は、2007年に州知事に就任したエドゥアルド・カンポス氏の治世下で減少に転じ、2013年には3100人にまで落ちていた。
だが、カンポス氏が大統領選出馬のために知事を辞し、14年8月に飛行機事故で他界すると、同州の殺人事件は再び増加しはじめ、2016年には4479人が犠牲になった。
殺人事件増加の原因には、麻薬密売者同士の勢力争いや元警官などからなる犯罪者組織暗躍もあげられている。また、軍警が給与引き上げなどを求め、昨年12月から各種の作業手順を徹底させる一種の抗議行動に入ったことで、街頭警備などが手薄になっていることも一因のようだ。