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東西南北

 オデブレヒトのデラソンによる、大物政治家たちがラヴァ・ジャットに関与していたとの報道が続々と流れて世間をにぎわせる中、元下院議長で現在逮捕中のエドゥアルド・クーニャ被告や元財相、官房長官のアントニオ・パロッシ被告もデラソンに応じる構えを見せている。クーニャ氏は既に、「テメル大統領がオデブレヒトとの会合を手配した」などと言う手紙も書いている。こうなったらあとは足の引っ張り合いで、あること、ないことを取り上げた発言がばらまかれ、社会的混乱を悪化させるのが心配だ。国民の政治家への関心が「汚職」一点に集中し、「政治能力」から目がそれることも危惧されることも要注意だ。

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 昨日付弊紙サイトで報じたサンパウロFCのロドリゴ・カイオが、事実を審判に伝え、誤って出された相手選手のイエローカードを取り消させた件で、ロジェリオ・セニ監督やチームメートから批判が飛び出し、それにサッカー・ファンが失望しているという。サッカー界にしてみれば「勝つために必要なプレー」を求めたいところだが、ブラジル社会は今、「誠実さ」を持って世が変わることを期待するご時勢だ。勝つことのみを求める姿勢は逆効果では。

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 17日、ジョアン・ドリア・サンパウロ市市長は、自身のフェイスブックに、市長に就任してから市が受けた献金のリストを掲載した。計15ページ分の長さになる、200件以上にわたるデータを見せることで、サンパウロ市政の透明さをアピールした形だ。ここ最近の政界の流れを読んだ大胆な行動だが、大統領候補としての期待値は上がるか。