《ブラジル》送電設備建設権の入札、一応の成功を見る=公募35計画の内31件が落札=「消費者に恩恵」と政府高官

ブラジル国内の送電設備建設に関する入札が24日に行われ、国家電力庁(Aneel)が公募した35の送電設備建設計画の内、31の計画が落札したと、24、25日付現地紙・サイトが報じた。
落札された31の計画への投資総額は127億レアルで、3~5年以内に建設される送電設備は全長7千キロに及ぶ。
この結果は、国内外を問わず、多くの企業がブラジルの送電設備投資に前向きなことを示した。
入札はロットと呼ばれる区画ごとに、どれほど少ない利益を受け入れるかを〃競り〃あう。Aneelは昨年、ロットを小さくし、小規模な企業も入札に参加できるようにした。また、落札から建設完了までの期限を最大5年に引き延ばし、投資への見返りとして認められる年間収入(RAP)も引き上げたため、24日の入札には国内の新参企業も参加した。
今回の入札では、提示した年間収入が少ない企業が落札した。全ての落札企業が示したRAPの平均は、入札規定で設定された年間収入の上限の36・47%だった。
最大規模の物件で、4億レアル相当のRAPが認められていたパラナ州の送電施設建設は、送電業界の大手のTaesa社とCteep社が共同で形成するコンソーシアム「コルンビア」が、33・25%にあたる2億6731万レアルのRAPを提示して落札した。この区間の送電設備建設には19億レアルが投じられる。Cteep社は単独でも、サンパウロ州とパラナ州の物件4件を落札した。
これまで、発電と電力供給部門で活動してきた企業も、より高い収益が見込めるとして、送電事業に乗り出した。
エレクトロ社は、RAP上限の34・64~52・93%を提示して4件を落札、合計で8億6600万レアル規模の投資を約束した。エネルジザ社は2件を落札し、計6億2500万レアル規模の投資を行う。ポルトガル資本のEDP社は3件を落札し、37億レアルの投資を約束した。
Aneelのゼネラルマネージャー、ロメウ・ルフィーノ氏は、総額127億レアルの投資が約束された入札後も、入札は一応成功と手放しで喜ぶことはせず、既に送電施設建設は大きく遅れていることを反省。「これは始まりに過ぎない。落札企業が実際に期限内に建設を実行する事が肝要だ」と語った。
この結果を受けて、モレイラ・フランコ大統領府秘書室長官は、「送電コストが下がれば、一般消費者の電気代も下がるだろう」と語った。