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サンパウロ市のバールでガス爆発=地下にたまったメタンに引火?

 27日午後1時頃、サンパウロ市南部のヴィラ・マリアナ区のバールでガス爆発が起こり、男性3人と女性3人が負傷したと同日付G1サイトが報じた。

 現場はドミンゴス・デ・モライス通りとオウヴィドル・ペレジャ通りの角のバールで、台所で料理していた男性が2度の火傷を負い、サボイア病院に搬送された。他の負傷者はサンパウロ、サンタカーザ、タツアペーの3病院に運ばれた。

 この爆発で、テーブルや椅子、冷蔵庫も戸外に吹き飛ばされた。現場付近は隔離され、パウリスタ大通り方面行きの道路も1車線が閉鎖された。

 消防は、爆発したのは台所用のプロパンガスではなく、地下の下水管で発生したメタンガスが店の奥の地下室に溜まり、引火したと見ている。

 現場には消防車15台の他、環境浄化技術公社やサンパウロ交通技術公社、エレトロパウロ、市防災局の職員らが派遣され、原因調査や交通整理などに当たった。

 バール横で新聞を売る男性は、爆発と共に地面や台所から火が噴出すのを見た。男性は無傷だったが店のガラスは割れ、「床に倒れていた青年は軍警のヘリコプターで運ばれた」という。いつもバールでカフェを飲むという女性は数日前からガスの臭いに気がついており、当日朝もガス臭いとバールの店主に知らせ、消防を呼ぶよう忠告していたという。