南米最大級の流通業者専門見本市「FEIRA APAS 2017」が5月2日~5日の4日間、サンパウロ市エキスポセンター・ノルテ(Rua Jose Bernardo Pinto,333)で開催される。
独立行政法人・日本貿易振興機構(ジェトロ)サンパウロ事務局(大久保敦所長)は、農林水産省「輸出総合サポートプロジェクト」事業の一環として、2年ぶり3回目となるジャパン・パビリオンを設置する。
ラーメン、味噌汁、日本酒、和牛、菓子、醤油、その他の調味料など日本食品を中心に7社・団体が出品する。ブラジル向け農林水産物・食品の輸出総額は増加傾向にあり、中南米市場でのさらなる市場開拓・販路拡大が狙いだ。
今回の目玉となるのは、解禁されたばかりの「和牛」だ。15年12月にブラジルに対する日本からの牛肉輸出条件が締結され、今年2月に4つの牛肉取扱施設が認定施設として登録されたばかり。
鹿児島県食肉輸出促進協議とサンキョーミート株式会社から出品される鹿児島和牛は既にアメリカ、EU、アジア諸国に輸出された実績を持つ。ブラジルは世界第4位の牛肉消費大国なので、売り込みに期待がかかる。
その他、初出展となる株式会社五十嵐製麺からは、ご当地ラーメンで有名な喜多方ラーメンが、盛田株式会社からは照り焼きや味噌料理に役立つソースなど多様な商品が出品される。各ブースには試食が用意される予定。入場料は300レで、問い合わせはジェトロ・サンパウロ事務局(11・3141・0788、山本)まで。