毎年上半期に開催されるブラジル国内のサッカーの主要大会、各州選手権の決勝が7日に行われ、サンパウロ州、リオ州など、多くの州で優勝チームが決定したと、7、8日付現地各紙・サイトが報じた。
全国選手権1部のチームが5チームも参加するサンパウロ州選手権は、サンパウロ市を本拠とするコリンチャンスが、内陸部のカンピーナス市を本拠とするポンテ・プレッタを地元に迎え、1対1の引き分け。前の週に行われた第1試合との合計得点を4対1とし、4年ぶり、28回目のサンパウロ州制覇を果たした。
共にリオ市に本拠を置く、フラメンゴとフルミネンセの対戦となったリオ州選手権決勝は、初戦を1対0で制していたフラメンゴが、第2試合でも2対1で逆転勝利を収め、3年ぶり34回目のリオ州制覇となった。
サンパウロ州、リオ州に続いてハイレベルな争いが繰り広げられるミナス州の決勝は、共にベロ・オリゾンテ市が本拠のアトレチコ対クルゼイロの対戦となった。初戦0対0の引き分けを受け、勝った方が優勝の状況で迎えた第2戦では、アトレチコが2対1でクルゼイロを降し、2年ぶり、44回目の優勝を成し遂げた。
昨年11月末の飛行機事故の悲劇も記憶に新しいサンタカタリーナ州のシャペコエンセは、アヴァイーFCと同州の覇権を争った。
敵地での初戦を1対0で勝利していたシャペコエンセだったが、地元での2戦目を0対1で落としてしまう。2戦合計で1勝1敗、得失点も1得点1失点で並んだが、決勝に勝ち上がるまでの通算成績で上回るシャペコエンセが、延長戦もPK戦も行わずに優勝となった。シャペコエンセのサンタカタリーナ州制覇は2年連続、6度目のことだった。
その他、リオ・グランデ・ド・スール州、パラナ州、バイーア州、ゴイアニア州などでも優勝チームが決まった。
ブラジルのサッカー界では今週末より全国選手権が開幕し、20チームが12月初旬まで覇を競う。
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