ブラジルの注目を一手に集めた、ルーラ元大統領VSモロ判事の初の直接対決後、ルーラ氏はブラジル全土からバスでクリチーバ市に押しかけた支援者が待つ会場に向かい、涙ながらに「俺は生きている。18年の大統領選に出る準備も出来ている」「いつの日か、俺が過ちを犯すような事があれば、司法でなく国民に裁かれたい」「俺が国民を欺くような事があれば、どこの道でもいいからバスに轢かれた方がまし」と語り、聴衆を熱狂させた。裁判の行方は厳しいが、〃ルーラ節〃は顕在だった。
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10日の朝、ルーラ被告をサンパウロ市からクリチーバ市まで運んだのは、同被告が大統領時代に観光相を務めたワルフリッド・マレス・ギア氏所有の小型ジェットだった。通常、サンパウロ市~クリチーバ間往復の小型ジェットのチャーター料は1万5千~2万レアルかかるが、その飛行機は無料貸与された。法的な問題はないが、収賄などに問われての裁判での尋問に出向くには、少し行動が大胆では?
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ラヴァ・ジャット作戦で、ペトロブラス社絡みの汚職捜査が拡大したきっかけともいえる、米国のパサデナ製油所が、同社再建計画で売却対象となった。10日に尋問を受けたルーラ氏を支援するためにクリチーバに駆けつけたジウマ前大統領が経営審議会議長だった時、同製油所の株式の半数を買い取る事を決めたが、その際の契約書の文言が残りの半分の買い取り時に同社に大きな損失を与えたのに、ジウマ氏はその責任を元理事たちに負わせた。ルーラ氏は、疑惑の住宅は今は亡き夫人の関心事だったと語ったが、政治家は常に自分は正しい?
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