12日から、6~8月生まれの人による勤続期間保障基金(FGTS)引き出しが始まった。テメル大統領の就任1周年と重なったこの日、同大統領はブラジリアの連邦貯蓄銀行(Caixa)を直接訪れ、引き出しを行った国民と言葉を交わした。自己都合退職、もしくは正当な理由により企業から解雇されたことで即座の引き落としが不可能だったFGTSを、景気刺激策として引き出し可能にしたものだ。政府は「経済活性化に繋がる」と考えているが、多くの国民は負債支払いに使うとの調査結果も。
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先月18日に上院を通過した新移民法が、大統領の裁可待ちとなっている。軍政時代から残る外国人法を現代の価値観に合ったものに直す事が趣旨だが、「テロがはびこるぞ! 絶対反対」と声高に叫ぶデモも発生している。年金改革を巡って激しく論戦を行う与野党だが、この新移民法に関しては賛成で意見がほぼ一致している。テメル大統領の決断はいかに?
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13日に、サッカー全国選手権が開幕した。昨年優勝のパルメイラスは地元にヴァスコを迎え、4対0と大勝。昨年も開幕戦で4対0の勝利だったから、縁起が良い。心配なのがサンパウロFCで、サンパウロ州選手権、ブラジル杯、スルアメリカーナ杯と3連続でのカップ戦敗退の後の開幕戦も、対クルゼイロ戦を0対1で落とした。監督交代の早いブラジルだから、普通の監督なら次も負けたら解任の可能性もあるが、チームのレジェンド的存在のロジェリオ・セニをそう簡単にクビにはできない。年頭に見せた滑り出しの好調さを早く取り戻して欲しいところだ。
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