秋篠宮家ご夫妻の長女眞子様(25)が、国際基督教大学(ICU)時代の同級生で都内の法律事務所勤務の小室圭さん(25)と婚約される見通しとなったことを受け、当地の日系社会からも祝福の声が相次いでいる。
昨年のパラグアイ日本人移住80周年記念祭に出席され、イグアスの滝に眞子様がお立ち寄りになった際、謁見したという西森ルイス連邦下院議員は、「上品にして優雅。とても素晴らしいプリンセスだった」と手放しで称賛した。
外交120周年でご来伯された秋篠宮両殿下についてパラナ州を廻った同議員のことを知り、眞子様は「父と母がお世話になりました」とお話されるなど細かな気遣いを見せられたといい、「大変嬉しく思っている。末永くお幸せになって欲しい」と語った。
秋篠宮殿下が88年に礼宮殿下として初めて御来伯されて以来、通訳として両殿下と間近で接して来た二宮正人弁護士は、「皇室の久しぶりの慶事であることは、大変喜ばしいこと。お相手が法律事務所に勤務されている方と伺い、同業者として親しみを感じます」とコメントした。
松柏・大志万学園の川村真倫子元園長も、「大変おめでたいこと。お幸せになって欲しい」とした上で、「公務を担う皇族方が少なくなっていくことは心配」との懸念を示した。現在の皇室典範では、女性皇族は結婚すると皇籍を離れると規定しており、眞子さまが結婚すれば民間人となる。
コチア青年連絡評議会元副会長を務め、東宮御所を4回訪問し、皇太子殿下と謁見した杓田美代子さんは「皇室に思いを寄せる一人として大変嬉しい。晩婚化が進むなかで、このお年で結婚されたのは素晴らしいこと」として慶事を喜んだ。小室さんの記者会見をNHKで見たといい、「記者からたくさんの質問が投げかけられていた。お二人をそっと見守ってほしい」と語った。
眞子様はICU大学院博士課程で博物館学などを学ぶ傍ら、昨年はパラグアイ80周年記念式典に出席されるなど、立派に公務を担って来られてきただけに、今後のご活躍に期待する声も多い。
報道によれば、婚約内定の発表は早ければ6月中旬で検討されており、天皇陛下とそれ以外の皇族の計19人から18人へと減少するといい、女性宮家創設を巡る議論が改めて注目されそうだ。