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《ブラジル》ミスニッケイ・オザスコ=タイナ・アケミさんに栄冠=美の秘訣は自信と笑顔

熱い声援が送られたミス日系コンテスト(12番がミスに選ばれたタイナさん)

熱い声援が送られたミス日系コンテスト(12番がミスに選ばれたタイナさん)

 オザスコ日伯文化体育協会(ACENBO、荒木進会長)が主催する『2017年度ミス日系オザスコ』が20日夜同会館で開催され、12人の候補者が今年も美を競いあった。会場には家族や友人など約200人が駆けつけ、舞台には熱い声援が送られた。
 轟太鼓の迫力ある演奏が舞台に花を添え、会場の期待感が高揚するなか、挨拶に立った荒木会長は、「ミス日系コンテストへようこそ。大勢の人前で舞台を歩いたり、質問に答えたりすることは容易ではない。でも、それは彼女たちの将来に大きな糧となるはず。どうか大きな声援を」と呼びかけた。
 オザスコ在住者に限定された今回のコンテストでは12人が出場。浴衣やドレスを身に纏ったウォーキングで会場を魅了し、候補者の名前が紹介され登壇する度に、ブブゼラの大音響や黄色い歓声が飛び交った。
 協賛企業の代表者などからなる8人の審査員が、美しさや優雅さ、知性などを総合評価して決定される。結果発表に移ると会場の雰囲気は最高潮に達し、熱気に包まれた。夜も更けるなか、今年の栄えあるミス日系オザスコの頂点に輝いたのは、タイナ・アケミ・フォネスカさん(19、三世)だ。
 弊紙の取材に対し、「大変光栄。オザスコの日本文化を少しだけ代表できることはとても貴重な機会になる」と語り、「日系人の親族がいない人でも、日本文化を知りたいと思っている人が沢山いる。そんななか、日系人として生まれたのは、素晴らしいことだわ」と喜びを語った。
 「女性にとって、自信を持つことは何よりも大切。そして、笑顔を忘れないことが美の秘訣よ」と堂々と語り、7月7日から開催される県連日本祭りのミス日系コンテストにオザスコ代表として出場する。
 コンテスト結果は次の通り(敬称略)。【ミスニッケイ・オザスコ】タイナ・アケミ・フォネスカ(19)【第一プリンセーザ】エミリ・ナオミ・カサギ(19)【第二プリンセーザ】アラナ・サユリ・ハシモト(15)【ミス・シンパチア】ナターリャ・サチエ・モトクボ・ワルテル(22)


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 オザスコの『ミス・シンパチア(好感)』は、12人の候補者が互いに投票し合って選出される賞。選ばれたナターリャさんは青髪で、ひと際、存在感を放っていた。候補者には、JICAから同文協日本語学校に日語教師として派遣された辻井美果さん(28、大阪府)の姿も。「いつもとは違う形で日本人女性が参加したら面白いかなと思って、薦められて参加してみました」とのこと。終了後には、声援を送っていた日語学校の生徒達に囲まれていた。