連邦警察とゴイアス州の連邦検察が25日、南北鉄道の敷設工事での不正を摘発するヴォウタ・アオス・トリーリョス作戦を敢行した。
今回の作戦は、14年3月に始まったラヴァ・ジャット作戦(LJ)で摘発された建設大手のカマルゴ・コレアとアンドラーデ・グチエレスの幹部達が、報奨付供述の中で、土木建設鉄道公社(Valec)のジョゼ・フランシスコ・ダス・ネーヴェス元総裁に賄賂を払ったと語った事が決め手となった。
連警によると、これらの供述を基に捜査を進めた結果、元総裁が第3者の名前で隠し財産を所有している事が明らかになったという。
今回の作戦の主な対象は、元総裁とその息子のジャデル・フェレイラ・ダス・ネーヴェス容疑者、弁護士のレアンドロ・デ・メロ・リベイロ容疑者だ。元総裁とその息子は収賄と資金洗浄、資産隠し、弁護士は元総裁や息子に代わって資産の名義人隣、資産隠しを幇助した疑いが持たれている。
検察は、ジャデル容疑者とレアンドロ容疑者の身柄拘束と、ジョゼ・フランシスコ容疑者とマウロ・セジオ・リベイロ弁護士らの強制連行・事情聴取などを要請した。マウロ弁護士はレアンドロ容疑者の父親で、法律事務所の共同経営者だ。
また、ポリス・コンストルソンエス社とノロエステ・イモヴェイス社の家宅捜索も行われた。これらの会社は、イモビリアリア・アグア・ボア社と共に、マウロ弁護士やレアンドロ容疑者の法律事務所としての機能を果たしていた。
ジョゼ・フランシスコ容疑者とジャデル容疑者は、トレン・パガドール作戦で既に断罪されている。同作戦での罪状は、犯罪組織形成と約2千万レアルの資金洗浄、カルテル、不正入札、公金横領、収賄で、現在、控訴審を待っている。
ジャデル容疑者らへの逮捕令状は、同容疑者らが断罪後も資金洗浄などを行っている事が明らかになって要請された。
25日の作戦の目的の一つは、第3者の名前になっている資産の差し押さえと、これらの資産を入手した資金の出所を明らかにする事だ。(25日付アジェンシア・ブラジルより)
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