サンパウロ市地下鉄4号線において、「第3弾建設計画」で建設を期待されていたシャッカラ・ド・ジョケイ駅とラルゴ・ド・タボアン駅が、少なくともジェラウド・アウキミン現サンパウロ州知事の任期中の2018年中には建設に取り掛からないことが明らかにされた。この2駅の建設案は2012年に浮上し、早ければ16年にも運営開始と考えられていたが、立ち消えとなった。サンパウロ州政府は年内にオスカー・フレイレとイジエノポリスの両駅、18年中に新たな西側の最後の2駅となるモルンビ、ヴィラ・ソニアの両駅を完成させる予定で、その完成に集中したいとのこと。立ち消えとなった2駅はさらに西側に建設予定だった。
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28日未明、サンパウロ市セントロのベラ・ヴィスタ区ルイ・バルボーザ通りにある高層商用ビルの壁によじ登り、落書(ピシャソン)を試みていた34歳の男性が誤って落下。下に引かれていた電線の上に落ち、電流でショック死する事故が起きた。また、その男性と共に現場に居合わせた3人の男性たちも同時に逮捕された。市の法律では、今回のようなピシャソンの場合、最低でも5千レアルの罰金だったが、命の危険をかけてまで行うことなのか。
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29日の日本は、世界最高峰の高速自動車レース、インディ500で佐藤琢磨が優勝した快挙を祝う報道が目立った。だが、ここブラジルの報道では、これを悔しがるものの方が目立っていた。それは、このレースで2位に終わったのがブラジル人レーサーのエーリオ・カストロネーヴェスだったからだ。立場によって見方が変わる好例か。