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東西南北

 1日夜、前日からサンパウロ市中央部の同市文化局を占拠していた、若者たちによる文化団体が撤退を決めた。この団体は市内東部の建物に不法占拠して音楽活動などを行っており、ハダジ市長のときは市からの援助金を受けて活動していた。だが、その支給契約が切れたため、アンドレ・ストゥルム文化局長交渉していた。だが、5月29日の話し合いの際に同局長が「殴るぞ」との暴言を吐くなどして対立状態となり、それが文化局占拠にもつながっていた。市の判断としては、12日に行われる財務局の会合でこの件について話し合うが、団体側は1億レアルの支払を求めている。さて、どうなるか。
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 1日午前、サンパウロ市東部で、3人の車強盗が軍警と追跡劇を演じ、銃撃戦の末に、軍警特別機動隊(ROTA)によって射殺された。3人は同日午前11時頃、ヒュンダイ社の車を盗んでラディアル・レステを通り過ぎた際、通報を受けたROTAが駆けつけた。ROTAは強盗たちに止まるよう命じたが、命令を聞かずに逃げたために追跡を受けた。アリカンドゥーヴァ大通り付近で車を降り、銃を撃って反抗しようと試みたが、返り討ちにされたという。
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 5月31日、1日とサッカーのブラジル杯のベスト16の第2試合が行われ、準々決勝進出の8チームが出揃った。同杯のベスト16は、予選を勝ち上がった5チームが、リベルタドーレス杯出場の8チームを含むシード扱いの11チームと戦うのだが、予選組で残ったのはシャペコエンセに勝ったクルゼイロのみ。あとの七つはリ杯進出の強豪ばかりだった。