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《ブラジル》勤続期間保障基金凍結口座の引き出しを前倒し=9~11月生まれの人が対象

 【既報関連】6日午前に、連邦貯蓄銀行(CAIXA)のジウベルト・オッキ頭取は、今月16日からの予定だった、9~11月生まれの人のFGTS凍結口座からの引き出し開始を10日からに早めると発表した。現金で直接受け取らず、銀行口座への入金を望む人に対してもFGTSからの入金は早められる。
 CAIXAは引き出し開始を6日間早めた理由を、16日の前日の15日は聖体祭の休日で、木曜日でもある事から、多くの労働者が木~日曜日の連休を取る可能性があるため、それに重ならないようにしたと説明している。
 CAIXAは、10日には2015カ所の支店を午前9時から午後3時まで開けて、窓口業務を行う。また、引き出しの受付開始直後の12日(月)から14日(水)までは、全ての支店で業務開始時間を2時間早めて対応する。
 CAIXAは10日からFGTSを引き出せる人は750万人、引き出し額は109億レアルに上ると見ている。
 CAIXAは、一度に全員がFGTSを引き出すと混乱をきたすため、生まれた月ごとに順番にFGTSの引き出しを解禁してきた。今回は4番目の引き出し開始で、約240万人分は銀行口座に直接振り込まれる。
 CAIXAは、最後に引き出しを行う12月生まれの人の引き出し開始日は7月14日で変わらないとした。FGTSの引き出しは7月31日で終了する。