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《ブラジル》OECD加盟へ前進=同機構がブラジル事務所を設立

 ブラジルのエンリケ・メイレレス財相は8日、パリで経済開発協力機構(OECD)のアンヘル・グリア事務総長と会談した後、OECDがブラジルに事務所を開設する予定であることを明かした。
 メイレレス財相は「ブラジルとOECDは合意に達した。後はそれを早く達成すること」と語った。
 ブラジルは先月末、OECD加盟申請を出した。政府広報官のアレシャンドレ・パローラ氏は、ブラジル政府は1994年からOECDの活動を注視してきており、2007年には将来的な加盟を見越して、OECDの拡大的関与計画に招待されたとしている。
 メイレレス財相は、グリア事務総長との会合は非常にポジティブなもので、同事務総長はブラジルがOECD加盟申請を出したことに大きな満足感を示したとしている。
 同財相はさらに、「ブラジルにとって、OECD加盟は経済現代化のためのステップの一部である」とし、「OECDは世界の主要経済大国の共同体としての意味を持っている。ブラジルは今やそれらの国々と同じステージに立っている」と語り、「OECDは、関係各国に倫理的で、透明性のある、市場開放経済の原則にのっとった経済政策の実施を求めている。もちろん、ブラジルはOECDが求める規範に沿って活動しており、国の改革も進めている」と締めくくった。