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サンパウロ大都市圏=少年の額に「私は泥棒」=刺青師の行為が社会問題に

 サンパウロ大都市圏のサンベルナルド・ド・カンポ市で、17歳の少年が刺青師から額に「私は泥棒」と刻まれて、社会問題化している。12日付現地紙が報じている。
 この事件は、少年の写真がネット上で出回ったことで物議をかもし、明らかとなった。
 家族によると、少年は薬物常用者で精神障害も持っている。彼は5月31日に酒に寄った勢いでサンベルナルド・ド・カンポ市内のコンドミニアムに侵入。意識が朦朧とする中で置かれてあった自転車に触ったところ、住人の刺青師らに捕まったという。
 刺青師は友人と共に少年の手足を縛ると、刺青をすると言って自室に連れ込んだ。少年はやるなら腕にと頼んだが、刺青師らはそれを無視し、額に「私は泥棒で悪党」という文字を刻んだ。
 少年は恥ずかしさの余り、死にたくなって身を隠し、6月10日になってやっと、自宅近くで伯父が見つけたという。
 少年の家族は貧しく、刺青を消すための金もないが、ネット上では刺青を消すための募金運動が行われており、12日の報道時点で1万5千レアルが集まったという。
 犯罪者を懲らしめたい気持ちが先走ったとは言え、刺青師の行為には道義的な責任を問う声も起こっている。警察は刺青師とその友人を軟禁と虐待で逮捕、拘留中だ。

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