企画省が16日付官報で、リオ・グランデ・ド・スル州とサンタカタリーナ州の水害被災地に対し、国家統合省の予算から5千万レアルを開放する旨を明らかにした。
これら2州は、5月後半からの強い雨や風で甚大な被害を受けており、家を失ったり、浸水などで自宅退避を余儀なくされたりした人が数万人単位で出た。
国家統合省は14日、リオ・グランデ・ド・スル州の18市は、緊急事態である事を認定した。
ブラジル南部の強い雨は、南東部に張り出す高気圧に阻まれた寒冷前線が、停滞したために起きたという。また、リオ・グランデ・ド・スル州などで吹いた強風も寒冷前線が遠のくのを遅らせており、同州での雨が例年の平均降水量を大幅に上回り、被害をより大きくした原因の一つとなっている。(16日付G1サイトより)