ブラジル中央銀行は16日、4月の経済活動指数(IBC―Br)を発表した。
季節傾向の変動を修正済みの数値で、4月は3月より0・28%の成長だった。
今年1月から3月までの第1四半期で見た場合のIBC―Brは、前期比で1・12%、昨年同期比で0・29%成長していたが、3月単独のIBC―Brは、2月と比べて0・44%減少していた。
今年4月のIBC―Brは、昨年4月と比較しても0・51%成長している。
中銀の発表するIBC―Brは、ブラジルの経済活動を測るもので、中銀が経済基本金利(Selic)を決定する材料にもなる。
なお、中銀は、昨年5月から今年4月までの12カ月間の累積IBC―Brは2・66%縮小したことも発表した。
国内総生産(GDP)とIBC―Brは混同されやすいが、IBC―Brは中銀が発表し、税収以外は、工業、商業、サービス及び農牧畜業の三つの分野の生産活動のみの数値によって算出されるのに対して、GDPは、地理統計院(IBGE)が発表し、ブラジル国内で生産される全ての財の合計で表される。(16日付アジェンシア・ブラジルより)