リオデジャネイロ市のマルセロ・クリヴェッラ市長が12日、来年のカーニバルのための市からの予算を、これまでの年2400万レアルから半減させると発表したことに、リオデジャネイロ・サンバエスコーラ連盟(LIESA)が反発していると、14、15付現地紙・サイトが報じた。
クリヴェッラ市長は、「現在リオデジャネイロ市の保育園には1万2千人の子供たちがいる。現在、市は子供1人当たり10レアルを補助しているが、これを最低でも20レアルに増やす必要がある。このためには全部門で厳しく予算を切り詰めて、犠牲を払う必要がある。市も予算削減に貢献している。多くの部局を閉鎖してもいる。サンバに関わる人々も例外ではいられない」と削減理由を語った。
これに対し、LIESAは14日、市からの予算が半減すれば、来年のサンバパレードは開催できなくなるかもしれないと発表した。
ジョルジ・カスタニェイラLIESA会長は、「我々は、問題の解決策を探るため、市長と各エスコーラ会長たちによる面談開催を求めている」とし、「パレードの準備段階から本番に至るまで、サンバはリオデジャネイロやブラジルのイメージ向上と共に経済発展や雇用創出にも貢献しており、市の税収増にも繋がっている」と不満を述べた。
LIESAは来週はじめにもクリヴェッラ市長と面談する予定だ。リオデジャネイロ市観光局のマルセロ・アウヴェス局長は、LIESAとコンタクトを取った事を明かし、「来年のカーニバルのパレードが最善の形で実現できるように、方策を探っていく」と語った。
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