ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 17日、パラナ州クリチーバのコウト・ペレイラ・スタジアムでのコリチーバ対コリンチャンス戦の前、コリンチャンスを応援しに来たジョナタン・ジョゼ・ソウザ・ダ・シウヴァ氏(29)らが、コリチーバファンから集団リンチを受ける事件が起きた。ジョナタン氏は、無抵抗だったにも関わらず暴力を受け続け、腕の骨を折り、頭部にも外傷を負った。その後、ジョナタン氏死亡説も流れたが、それは誤報で、病院で治療を受けた結果、命に別状はなく、その日のうちに退院し、仲間と共にバスで帰聖した。無事で何よりだが、こうしたネガティヴな暴力沙汰が起こらぬよう、ファンの健全なマナーをお願いしたいところだ。
     ◎
 サンパウロ市南部にあるグアラピランガ水系からビリングス湖に至る地域では、この4年間で少なくとも75地区で住民による不法占拠が起きて、問題となっている。グアラピランガはサンパウロ州でも3番目の規模の水系だ。ビリングス湖はリオ・グランデ水系に属しているが、水質汚濁の問題さえなければ州最大のカンタレイラ水系に近い貯水量を誇る貯水湖だ。住人がそうしたことを考えずに自然環境を破壊すると、想わぬ形でサンパウロ州の水に危害が加えられる恐れも。対策が急がれるのでは。
     ◎
 テメル大統領に対する爆弾発言でブラジル中を揺るがすジョエズレイ・バチスタ氏。その一方で同氏のJBS社の評判は下がる一方だ。17日付アゴラ紙によると、スーパーの食肉売り場では、同社の人気ブランド「フリボイ」が売れず、遂にはロゴを外した状態で売られているとか。贈賄規模を考えれば無理もない。