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テメル大統領=ロシア公式訪問を終了=22日からノルウェーに

クレムリン宮殿でプーチン大統領(右)と挨拶を交わすテメル大統領(Beto Barata/PR/Fotos Pública)
クレムリン宮殿でプーチン大統領(右)と挨拶を交わすテメル大統領(Beto Barata/PR/Fotos Pública)

 国内での喧騒から遠ざかるべく、19日にロシアに向かったテメル大統領は、20、21日の両日の公式訪問を終え、ノルウェーに向かったと20~22日付伯字紙・サイトが報じた。
 大統領として初めてのロシア公式訪問は、同国の投資家にブラジル経済が回復に向かっている事をアピールし、ブラジルへの投資を呼び込む事などを主な目的としていたが、20日は同国連邦議会議長との会談やボリショイ・バレー団の公演観賞などで終わった。テメル大統領が主賓となるはずの企業家達との会合は、ブラジル企業の同国支社長が出席しただけとの報道もあり、ブラジル産の肉の安全性を訴えるなどの目的は果たせたとは言いがたい。
 しかし、21日はクレムリン宮殿でメドヴェージェフ首相やプーチン大統領と立て続けに会談を行った。テメル大統領とプーチン大統領は首脳会談後、テロ撲滅と国際平和、国際的な安定のための協力や各国の汚職撲滅への取り組みなど、35項目に渡る共同声明に調印した。
 プーチン大統領は首脳会談後の会見で、「ブラジルは我々の主要パートナーの一つ」「BRICSを中心に、あらゆる国際機関で緊密な関係を保ち、働いていく」として、ブラジルの重要性を強調した。また、ブラジルでの南北鉄道敷設と運営に関する入札へのロシア企業の参加について、ブラジル政府と協議する意向である事も表明した。
 これに対し、テメル大統領は、20日の上院社会問題審議委員会で労働法改正案が否決された事は伏せたまま、ブラジル政府は財政改革などに取り組んでいると強調。「ロシア同様、ブラジルの経済は回復に向かっているし、インフレ抑制にも成功している」とした上で、「両国は今後、より緊密な関係を築いていくべきだ」と語った。
 テメル大統領は22日にはノルウェーに到着しており、法定アマゾンの保護を中心とした環境問題などについて協議すると共に、ブラジルへの投資を呼び込むべく、同国の投資家達との会談を行う予定となっている。

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