22日付アゴラ紙によると、サンパウロ市のジョアン・ドリア市長は、同市中央部(セントロ)の名物高架橋「ミニョコン」を本格的な公園にする計画を立てているという。同紙によると、沿道を緑化し、さらにミニョコン内にプールやビーチを設置しようと考えているという。ミニョコンでのプール設置はハダジ前市長のときにも実験的に行われ、話題を呼んでいた。この計画は、建築家のジャイメ・レルネル氏から提案されたものでもあるという。ミニョコンは現在でも1日平均7万8千台の車が走る重要な高架橋だが、高架下が浮浪者の住処や麻薬取引の場所に使われ、市民に悪い印象も与えていた。果たして公園化は実行されるか。
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20日、サンパウロ市西部ラッパの州立校で、抗議行動(マニフェスタソン)を行った生徒たちに対し、止めに入った軍警がからしスプレーまで撒いていたことが発覚した。これにより、5人が病院で手当を受けることになったという。生徒たちは教室の閉鎖に反対し、30人ほどで抗議を行っていたが、そのほとんどが中学生で、病院で手当を受けた生徒の中には11歳の子供もいたという。混乱を鎮める目的とは言え、そこまですることなのか。
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国際的な話題の多いロシアでプーチン大統領と首脳会談までしてきたというのに、汚職疑惑の話ばかりで、メディアでそのことにほとんど触れてもらえないテメル大統領。風刺系のサイトやコメディアンの小噺に至っては、「身をかくまうため、帰国せず、そのままロシアに亡命するのでは」という冗談まで飛び出すほど。大統領の威厳は失われたままだ。