エスピリトサント州の国道101号線343キロ地点で22日朝、バスとトラック、救急車2台が衝突し、22人死亡、21人負傷という惨事が起きた。23日付現地紙が報じている。
事故が起きたのは22日午前6時頃で、カショエイラ・デ・イタペミリン方面に向かっていたトラックがバランスを失って横転。反対車線にはみ出したため、サンパウロ市からヴィットリア市に向かうバスがよけきれずに衝突した。
このショックでバスは二つに割れた上、炎上。バスの後ろを走っていた救急車2台も避けきれず、衝突した。
この事故で、バスの乗客19人、トラックと救急車1台の運転手の計21人が即死した。また、バスの乗客のうち11人が近くの病院に運ばれたが、重体だった7人の内の1人が病院で息を引き取り、死者の数が22人となった。
出火・炎上したバスはサンパウロ市のチエテ・ターミナルから出発した高速バスで、乗客31人が乗っていた。
警察は事故の原因となったトラックについて調べているが。トラックは事故当時、重量制限を越える40トン超の石材を乗せて走っていた上、タイヤも溝がなくなるほど擦り減っていた。事故当時はブレーキも利かなくなっていたという。
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