ダッタフォーリャが23日に発表した最新の世論調査によると、テメル政権を良い/最良と評価した人は前回調査をさらに下回る7%だった。この数字はジウマ前政権が16年4月に記録した最低評価の13%を大きく下回り、ハイパー・インフレだった1989年にサルネイ政権が記録した5%以来の、28年ぶりの低評価となった。現政権ではGDPが2年ぶりにプラスに転じるなどの好材料もあったのに、5月17日のJBSショックで生じた疑惑の悪印象の影響が強く出ている。一方、大統領を追い詰めているジョエズレイ・バチスタ氏に関しても世間の目は冷たく、81%が「刑務所に入るべき」と回答。検察からの恩赦に疑問をつのらせている。
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一方、少し前まではテメル大統領を支持していた、民主社会党(PSDB)の大御所、カルドーゾ元大統領も、最近は大統領辞任を求め、直接選挙を前倒しして行えとの声に賛同し始めている。18年選挙を見越してテメル氏支持に回っているとされるサンパウロ州のアウキミン知事やサンパウロ市のドリア市長への牽制も始まり、「ドリア氏でサンパウロ市は変わっていない」との発言を行うまでに発展している。党内内紛の様相も見せているが、こちらにも注目だ。
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25日に行われたサッカーの全国選手権。今年最初の山場となった首位攻防戦、グレミオ対コリンチャンスは、コリンチャンスが虎の子の1点を守りきり、敵地での試合をものにした。相手エース、ルアンのPKを守護神カシオが好セーブしたのが光った。これで、コリンチャンスは2位に勝ち点差4点で、独走状態となっている。
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