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《ブラジル》「アエシオ氏はPSDB党首降りろ」=ドリア・サンパウロ市市長が主張

 サンパウロ市のジョアン・ドリア市長(民主社会党・PSDB)は26日、アエシオ・ネーヴェス氏はPSDBの党首を正式に辞するべきだという考えを明らかにした。27日付現地紙が報じている。
 これは、ドリア氏がラジオ局の一つのペルナンブカーナ局でのインタビューで明らかにしたものだ。ドリア氏はそこで「アエシオ氏のことは個人的に尊敬している。ただ、現在は自身の弁護に徹するべきであり、党首の職務は他の人が引き継ぐべきだ」と語った。
 アエシオ氏はJBS社主のジョエズレイ・バチスタ氏に200万レアルの賄賂を要求した録音が暴露されて以来、PSDBの党首を休職中だが、ドリア氏は正式な党首辞職を求めている。
 アエシオ氏は、ドリア氏の政治家としての後見人でもあるサンパウロ州のジェラウド・アウキミン知事と、同党の大統領候補の座を争ってもいる。
 ドリア市長はまた、PSDBがテメル政権に継続して残ることを、「テメル氏ではなく、ブラジルのために必要だ」として支持。同党重鎮のカルドーゾ元大統領が主張する大統領選の直接選挙前倒しについては、「そんなことをすれば国の安全性を損ねることになる」として反対した。