6月30日に最高裁のマルコ・アウレリオ・メロ判事の判断で上議職に復帰したアエシオ・ネーヴェス氏。同氏はこれを受けて、「この国の司法は正しいといつも信じていた」と語り、さらに、絶望的とも思われていた18年大統領選の民主社会党からの候補の座も引き続き目指していく意向を示した。もっとも、これで無罪になったわけではなく、まだ最高裁第1小法廷での審理は残っている。他方、テメル大統領元側近のロドリゴ・ロシャ・ロウレス氏も釈放され、自宅軟禁に扱いが変わった。同氏の扱いが変わってもテメル大統領への世間の見方が緩和するわけではないが、今後が気になる話ではある。
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ブラジルの南部や南東部などでは、10月後半から翌年2月後半まで、時計を1時間進める夏時間を採用している。これは明かりをつける時間が遅くなるなどの、節電効果に期待した措置だった。だが、エアコンの普及により、「日の明かり」を遅くまで使う事による節電効果をエアコンによる消費電力上昇分が上回り、効果が望めないという鉱山動力省の調査結果が出た。寒い最中に夏時間の話でもないが、今年の採用はどうなるのだろう?
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ブラジル代表が4年前の前回大会で優勝したサッカーのコンフェデレーションズ杯は、若返ったドイツが優勝。これにより、ブラジルは、FIFAランキング首位の座をドイツに明け渡すことになった。そのこと自体は来年のW杯には直接は関係ないが、むしろ気になるのは、今大会でドイツが主力を温存し、控え選手主体で優勝していること。来年のW杯でも手ごわい存在になりそうだ。