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《ブラジル》南部の寒さは今週末まで?=南極の寒気と気圧差による風が影響

南部サンタ・カタリーナ州の街、サンジョアキンでは雪も(Mycchel Hudson Legnaghi/São Joaquim Online/FotosPúblicas)

南部サンタ・カタリーナ州の街、サンジョアキンでは雪も(Mycchel Hudson Legnaghi/São Joaquim Online/FotosPúblicas)

 先週から寒さの続くブラジル。国立気象観測所(Inmet)によると、この寒さは、南部、南東部、中西部の一部、さらには年間通して気温の高い北東部の一部でも、今週末までつづくという。
 この寒さは、大西洋からの寒気団が南米大陸の内側へ吹く風とともにブラジル国内に入ってきているためだ。
 Inmetは、「大西洋からの湿った冷たい風が気圧の変化を生み、体感気温を一層下げている」と発表した。
 Inmetは、6日からは高気圧団の勢いが弱まり、大西洋の東に抜けるため、気温も徐々に上がっていくと予報している。
 Inmetによると、今後も、南極からきた寒気団が海沿いに南米大陸の南に移動し続けるといい、アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジル南部などの気温はその寒気団の強さや、気圧の落差による風の強さに影響されるという。
 Inmetはさらに、首都ブラジリアの最低気温は週末まで、10度から12度の間を推移するとし、最高気温も22度から23度の間に止まると予想している。(4日アジェンシア・ブラジルより)