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日系文学アカデミーが交流=州最高峰、文学アカデミーへ

講演の様子

講演の様子

 日系文学アカデミー(ANBE、宮村秀光会長)が6月24日午前、サンパウロ市レプブリカ区のパウリスタ文学アカデミー(APL、ガブリエル・チャリッタ会長)の本部を訪問・交流した。APL会員でUSP歴史学教授のジョゼ・デ・ソウザ・マルチンスさんらが迎え、講演のほか館内見学を行った。
 ANBEの会員約25人が同会館内の講堂に集まり、講堂内前方の講演者席にANBEの高良アレッシャンドレ前会長、マルチンスさん、宮村会長、ラウル・マリノ・ジュニオール教授らが座った。
 まずマルチンスさんが1907年に設立されたAPLの歴史や活動内容を紹介した。
 宮村会長はANBE設立までの経緯、活動目的を紹介し、「日系文学は言葉や文化の大きな違いもあり、ブラジル文学界の歴史に残るような作品は少ない。これから日系文学をブラジル文学界全体に広げたい」と意欲を示した。さらに、日本文学作品をポ語に、ブラジル文学を日語に翻訳出版していることも説明した。
 講演後、ANBE会員らはマルチンスさんらの案内で同会館内を見学した。ANBEの近藤アンドレ副会長(二世、41)は、「たくさんある日系文学作品を、もっとブラジル社会に広げる必要がある」と語った。