ブラジル南部パラナ州クリチーバ市で、4日に男子バレーボールワールドリーグ最終ラウンドが開幕し、ブラジル代表は初戦のカナダ代表にセットカウント3―1で勝利した。
6月初旬から開幕したワールドリーグは、世界各国34チームが参加している。
純粋な総当りリーグ戦ではないが、実力の近いチーム同士でミニリーグを形成し、世界各地を転戦。12試合を戦った結果の上位6チームがブラジル開催のファイナルラウンドに進出し、最後の雌雄を決する。
今回、クリチーバ開催にあたり、かなり珍しい試みが行われた。それは本来屋根付きサッカー場であるスタジアムのサッカーコートの部分にバレーボールコートと仮設の観客席を設置して、バレーボールの試合を行うというものだ。
このサッカー場は、アレーナ・バイシャーダと呼ばれ、2014年のワールドカップでも使われた。観客席だけでなく、芝生全てを覆う屋根があるため、一応「屋内競技場」と言えなくもない。
ただ、この時期のクリチーバは気温が低く、試合当日の気温も9度だった。
当然、体育館など、本物の屋内競技場ほどの密閉性はなく、選手も観客も、バレーボールの試合としては不慣れな寒さの中での試合となった。
ワールドリーグ最終ラウンドはブラジル、カナダ、ロシアのグループと、セルビア、フランス、米国のグループに分かれて総当り戦を行った後、各グループの上位2チームが決勝トーナメントを戦って、優勝チームが決定する。(2017FIVB Volleyball World League公式サイトなどより)