ホーム | ビジネスニュース | 基礎食料品セット=23州の州都で価格低下=1年で1割以上下がった都市も

基礎食料品セット=23州の州都で価格低下=1年で1割以上下がった都市も

基本生活物資の値段は下降傾向にある(参考画像 Agencia Brasil)

基本生活物資の値段は下降傾向にある(参考画像 Agencia Brasil)

 ブラジルでは、生活基本物資の価格の変動を見るため、「セスタ・バジカ」と呼ばれる基礎食料品セットの価格を定期的にチェックする。
 労組間社会経済調査・統計所(Dieese)によると、6月はブラジリアを含む27州都中、23州の州都でセスタ・バジカの値段が下がった。価格が上昇したのは4州だけだった。
 下げ幅が最も大きかったのはリオのマイナス5・02%で、以下、ブラジリア(マイナス4・18%)、ヴィトーリア(マイナス4・14%)、ベロ・オリゾンテ(マイナス4・03%)と続いた。
 セスタ・バジカが値上がりしたのは、フォルタレーザ(0・99%)、マカパー(0・43%)、サンルイス(0・2%)、リオ・ブランコ(+0・06%)だけだった。
 セスタ・バジカの価格がもっとも高かったのはポルト・アレグレの443・66レアルで、以下、サンパウロ市441・61レアル、フロリアノポリス市432・4レアル、リオ市420・35レアルと続いた。
 逆にもっとも価格が低かったのはリオ・ブランコの333・35レアルで、サルヴァドールの350・22レアルがそれに続いた。
 過去12カ月の累計では、22州都で値下がりが起こった。値下がり率が一番大きかったのはベロ・オリゾンテのマイナス11・97%だった。北東部では値上がりが起きており、フォルタレーザは最大の5・61%上昇を記録した。
 1~6月に最も値下がりしたのはリオ・ブランコのマイナス13・29%で、最も値上がりしたのはレシーフェの7・44%だった。
 5月から6月に最も値上がりした品目はフェイジョンとバターだった。値下がりしたのは、トマト、ブラジル中南部産のジャガイモ、バナナ、大豆油、牛肉、米などだ。(6日付アジェンシア・ブラジルより)