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サンパウロ市東部=強盗同士が銃の撃ち合い=被害者射撃で意見があわず

 サンパウロ市東部のサポペンバで9日夜、2人組の強盗が民家の玄関先で喧嘩となり、互いに銃を撃ち合った結果、1人が死亡、1人が負傷するという事件が起きた。
 バイクに2人乗りした強盗は最初、自宅前で家族と共にシュラスコ(焼肉パーティ)を開いていた女性に銃を向け、「強盗だ」と告げた。
 ところが、女性が何も抵抗しなかったにも関わらず、2人組の1人が女性の頭部を撃ったため、もう1人が文句を言ったところ、口論になった。
 2人はやがて、取っ組み合いとなり、互いに銃を撃ち合う銃撃戦に進んだ。これにより、2人の内1人が現場で死亡、もう1人は警官に付き添われてヴィラ・アウピーナの病院に入院し、加療中だ。死亡した男が女性を撃った犯人か否かは、明らかにされていない。
 被害者の女性は最初、ヴィラ・アウピーナの病院に運ばれたが、脳神経科の専門医の手が必要と判断され、同市南部のサボイア病院に移された。女性の容態については、何も報じられていない。
 なお、現場にいた人も1人、銃弾で手の指に負傷したが、命には別状はないという。サポペンバ地区では今年1~5月に起きた犯罪による犯人検挙数が昨年同期比で125%増えており、今回の事件後、軍警が「犯罪防止にさらに力を入れる」と文書で発表した。(10日付G1サイトより)