【既報関連】連邦警察が予算不足を理由に6月27日より無期限延期していたパスポートの発行を再開させるため、連邦議会は13日、連警に対する1億240万レアルの追加予算を認めたと13、14日付現地紙・サイトが報じた。
政府は当初、教育省への予算を削って連警を管轄する法務省への追加予算を割り当てる予定だったが、与野党議員の反対にあった。そこで企画省は、当初は国連への支払いに使われる予定だった予算を連警に割り当てることにした。
予算が割り当てられた後の発行再開は、連警次第となる。連警がパスポートの発行を中断した翌日、政府は即刻、追加予算を求める法案を提出していたが、議会の精査を待たねばならなかった。
発行中断以来2週間、連警は、健康上、業務上で緊急に必要なパスポートだけを発行してきた。
現地紙によると、連警は昨年、今年の予算編成の際にパスポート発行のために2億4800万レアルを要請したが、政府の回答は1億2100万レアだった。
今回の1億240万レアルの追加予算承認で、パスポート発行予算は2億2340万レアルになる。
今月29日に米国への旅行を控え、パスポート発行を待っていた学生のガブリエル・ワイゼルさん(23)は、「最後はこうなるとは思っていたけど、本当に発行されそうでよかった」と安堵の声を上げた。
タグ:写真ニュース