宮城県人会の中沢宏一会長が、佐々木重夫さん(90年頃死去)の情報を集めるため、親類や知人を探している。
佐々木さんは宮城県古川市(現大崎市)出身で1914年2月4日生まれ。34年に3月4日に「りおでじゃねいろ丸」で移住し、日本語教師や同県人会の理事、書記などを務めた。53年には発起メンバーの一人として「民謡研究会」を立ち上げ、「移民節」の作詞を行なっている。
情報収集の発端となったのは、日本の歌手松田美緒さんからの依頼。昨年放送されドキュメンタリー番組「ニッポンのうた〃歌う旅人〃松田美緒とたどる日本の記憶」の続編制作にあたり、「移民節」に焦点を当てたいという。
松田さんは中沢会長宛てのメールの中で「移民節こそ、ブラジル移民の心を伝える貴重な歌」とし、「重夫さんの人生、時代、ブラジルでこうした移民の人たちの歌が生まれた背景を取材したい」としている。
情報提供者は中沢会長(電話=11・3209・3265、メール=miyaguiken@hotmail.com)まで。
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