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《ブラジル》強烈な寒波が南から到来=アルゼンチンでは大雪も

サンタカタリーナ州の町には、氷柱目当ての観光客も(参考画像James Tavares/Secom)

サンタカタリーナ州の町には、氷柱目当ての観光客も(参考画像James Tavares/Secom)

 アルゼンチンやブラジル南部では先週末から記録的な寒さが続き、18日からはそれがサンパウロ市を含むブラジル南東部にも及んでいると、18日付現地紙が報じている。
 サンパウロ市では18日から急激に冷え込み、同日の最低気温はこの冬最低の9度、最高気温も15度までしか上がらない寒さとなった。
 今回の寒気はアルゼンチンから来ているものだ。同国の冬の観光地として知られ、ブラジルからも年平均で約3万人の人が訪れるバリローチェでは17日、27年ぶりとなる大雪を記録した。
 同地ではこのような状況が先週から続いているといい、14日には現地の空港が運行を停止。16日になっても復旧しなかった。雪のため、電気系統が落ちる、飛行機の着陸が困難になるなどの事態が生じ、17日も午前中は欠航が続いた。
 また、サンタカタリーナ州では18日、ボン・ジャルジン・ダ・セーラで全国一の寒さとなる最低気温零下7・4度を記録。同地の報道写真では氷柱(つらら)が見られた。同州州都のフロリアノーポリスも、最低気温3・2度と冷え込んだ。
 サンパウロ市では今日19日も、最低気温9度、最高気温14度で小雨が降るとの予報になっている。