16日の「ブラジル日本民謡協会創立50周年記念公演」は盛況の内に閉幕した。昨日来社した塩野会長は「素晴らしいステージになったのは出演者全員のおかげ」と感謝を繰り返した。本公演には、慶祝団もあわせ約400人が出演した。日本舞踊なども出演を快く承諾してくれた。
公演では笠を被った虚無僧姿の謎の尺八奏者が登場し、後で慶祝団の佐々木淙山さんだと明かす一幕も。塩野さんは「前日の食事会で決めた」と直前まで演出を練った様子。日本時代から演劇に関わり、常に舞台裏を支えてきた塩野さんらしいこだわりだ。
最高齢出演者の右田守幸さんは恩年100歳。唄のほかに敬壽章授章者を代表して謝辞を述べ、来場者を驚かせた。しかも、サンミゲル・パウリスタからひとりで電車を乗り継ぎ1時間以上かけて来場したとか。
これだけ多くの人が関わったことを考えると、次の60周年も安心して迎えられそう!? (陸)