リオ市中央部では15日から、一風変わった列が作られている。
18日も朝5時から人が並び始めたが、この列は、基礎食料品セットを求めるリオ州の現職・退職公務員達の列だ。
940レアルの年金を受け取っているが、種々の経費を差し引かれ、実際に受け取るのは400~500レアルという60歳の男性は、15日にも列に並んだが、用意されたセットがなくなり、手ぶらで帰宅する事を余儀なくされた。
18日の配布は午前9時からなのに、朝の5時から並ぶ人達は皆、食卓を満たすために早朝から集まっているのだ。
同州は、経済的に破綻し、国の特別措置などを仰いでいるが、先の男性は未だに5月の年金分が払われていないと嘆いていた。
公務員達に配られている基礎食料品セットは、市民達が寄付した白米やフェイジョン、スパゲッティ、トウモロコシ粉、塩、砂糖、粉ミルクを分配して作ったものだ。
有志による寄付は、月曜から金曜日に、リオ市中央部のエヴァリスト・ダ・ヴェイガ街55番、7階の州立校教師組合(Sepe)、9月7日街141番、2階の市警連合(Colpol)トラヴェッサ・ド・パッソ23番、13階の司法関係公務員組合、ゴイタカゼス市カリフォルニア公園(アウベルト・ラメゴ大通り2000番の州立ノルテ・フルミネンセ大学の4カ所で受け付けている。(18日付G1サイトより)
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