2012年に結審したメンサロン事件で、金銭支払の中心人物として服役中のマルコス・ヴァレーリオ氏が、連邦警察との報奨付供述(デラソン・プレミアーダ)に応じることになったことが明らかになった。20日付現地紙が報じている。
ヴァレーリオ氏はミナス・ジェライス州の元企業家で、メンサロン事件で金銭支払の中心的な役割を担ったとして37年5カ月に及ぶ実刑判決を受け、上告したが、12年に刑が確定し、服役していた。
ヴァレーリオ氏はミナス・ジェライス州コンタージェンの刑務所からセッテ・ラゴアスにある刑務所に移された上、7月6、11、12日の3日間に、ベロ・オリゾンテ市の連警本部で計8時間20分相当のデラソンを行った。
メンサロンは労働者党(PT)による大型汚職事件だ。ヴァレーリオ氏はラヴァ・ジャット作戦でも疑惑があげられているが、今回のデラソンは、1998年のミナス・ジェライス州知事選の際に起きた「民主社会党(PSDB)のメンサロン」に関するものだ。
同氏の広告系企業SMPBとDNAプロパガンダが、再選を目指していたエドゥアルド・アゼヴェド知事(当事)の選挙キャンペーンに不正な形で関与していたことはかねてから疑われていた。後に同州知事となった同党のアエシオ・ネーヴェス氏に関する言及も注目される。
ヴァレーリオ氏は、連邦検察庁や同州検察局にもデラソンを申し出ていたが、同州検察局は「新しい内容は何もない」として、同氏の申し出を受け付けていなかった。
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