24日未明、パラグアイのペドロ・フアン・カバジェロ市にあるナイトクラブで銃撃戦が起き、ブラジル人の男女計4人が死亡した。
ペドロ・フアン・カバジェロ市は、ブラジルのマット・グロッソ・ド・スル州ポンタ・ポラン市と国境を接する町だ。
現地警察によると、同市に出来たナイトクラブ「アフター・オフィス」の落成パーティで銃撃戦が起き、4人が死亡、少なくとも11人が怪我をした。
最初に銃を使い始めたのは2人組の男性で、被弾したブラジル人男性とブラジル人女性各2人が死亡した。負傷者達は近隣にある、ブラジル、パラグアイ両国の病院に運ばれたという。
警察によると、事件当時、現場は客で満杯だった。亡くなった男性2人は犯罪組織に所属しており、そばにいて死亡した女性2人を含む、客達が巻き添えとなった。最初に口火を切った2人組は午前4時頃、現場に着いたという。音楽は機関銃や自動小銃の音で中断、客達はパニックに陥った。犯人達は車で現場を立ち去ったという。
死者の名前などは明らかにされておらず、遺体引き取りには鑑識も必要だが、亡くなった女性2人の年齢は18~24歳とされている。
警察は、今回の事件の背景には、国境付近での麻薬密売を巡る、ブラジルの犯罪組織同士の抗争があると見ている。
現場となったナイトクラブは3年前から同じ通りで営業していたが、移転、改修後に落成パーティを開いたところ、このような事件に巻き込まれたという。(24日付G1サイトなどより)
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