リオ・デ・ジャネイロ市で27日朝、Uberや99などのインターネット配車サービスを合法化しないよう求めるタクシー運転手たちの抗議行動が発生した。
スマートフォンアプリを使って安価にタクシーが呼べるし、車一つでドライバーとして登録し、収入を得られるサービスは、Uberが世界的に有名だ。またブラジルでUberと競合している99ポップは、今年の5月末に日本のソフトバンクによる1億ドルの大型投資が話題となった。
抗議行動に参加したドライバーたちは、リオ市のタクシーの共通カラーである黄色のシャツをまとって、連帯の意思を示した。
リオ市の主要道路であるヴァルガス大統領大通りは、タクシーの車両とデモ行進のドライバーや賛同者たちで埋め尽くされた。
デモの緊張が高まると、警察は催涙ガス弾を投下したが、デモ隊は解散せず、リオ市内南部で営業していたタクシー車両も加勢した。
リオ市タクシー自営業者組合は、配車アプリと、違法駐車の取り締まり、配車アプリ会社99とEasyの資格停止、車検有効期間の延長を求めている。
リオ市のマルセロ・クリヴェラ市長は、タクシー運転手組合の代表者と面会し、要望を前向きに検討することを約束した。
Uber側は、リオ市での営業は既に司法当局が出した、営業を認める予備判決を根拠にしたものだから合法だとして、デモに関する言及を避けた。(27日付アジェンシア・ブラジルより)
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