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サンパウロ市の風物詩、カルモ桜祭り=雪割り桜が見ごろ、4日から

来社した一行

来社した一行

 ブラジル桜イペー連盟(矢野ペドロ会長)主催の『第39回桜祭り』が、4~6日の3日間、サンパウロ市イタケーラ区のカルモ公園(Av. Afonso Sampaio Souza, 951)で行われる。毎年グローボTV局の昼ニュースでも扱われるなど、すっかりサンパウロ市市民の風物詩となっている伝統の行事だ。式典は5日正午から。
 毎年15万人以上が訪れるという同祭。沖縄桜、ヒマラヤ桜、高知県から取り寄せた雪割桜800本が見ごろ。満開に合わせて開催される。
 特設舞台では3日の間に約70の演目が披露される。日本舞踊や太鼓等が行われるほか、カルモ文協婦人部らによるお手製のうどん、天ぷら、桜餅などの出店も並ぶ。
 案内に来社した矢野会長、清水幸郎実行委員長、美甘(みかん)好重理事、JICAシニアボランティアの菅谷行博さんは、「今ではサンパウロ市の風物詩になりました。ブラジル人もお弁当を買い、桜を愛で愉しんでいます」と広く一般に定着していると喜び、「雪割桜がちょうど満開になりそうです。家族や友人をたくさん連れて盛り上がりましょう」と来場を呼びかけた。
 当日は地下鉄イタケーラ駅から会場までバス(有料)が運行する。

 

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 今年4月派遣されたJICAシニアボランティア専門家の菅谷行博さんは、各地から桜の植樹や管理方法についての問合せを多く受けている。特に桜祭りを実施する団体からは、開催時に未開花だと、来場客から残念がる声が上がることが多いという。そのため、開花促進剤の種類や使用法を伝授し、祭に合わせて開花するよう工夫しているのだとか。当日は、『講習コーナー』を設置し、植樹や管理方法の講義を行ない、桜の苗の販売会も行われる。これを機に育て方を学んでみては。