2003年に日本でも公開された、リオのスラム街に暮らす子供たちを描いた長編映画の『シティ・オブ・ゴッド』(2002年制作)にも出演した俳優のイヴァン・マルチンス(35)が、7月31日に支援の非政府団体(NGO)の創始者に付き添われて、リオ市の禁止薬物撲滅警察署に出頭した。
イヴァン・マルチンスは、7月23日未明に、リオ市南部のヴィジガルの丘で起きた銃撃戦で、ウジソン・シウヴァ・デ・アラウージョ軍曹(46)が死亡した事件に関与した疑いが持たれている。現在、予備拘留状態に置かれている。
イヴァン・マルチンスは、アラウージョ軍曹が死亡した事件への関与を否定しているが、彼はイヴァンジーニョ、イヴァン・ダ・ロッシーニャなどのあだ名を持ち、ロッシーニャと呼ばれるリオのスラム街を走行している私設タクシーのドライバー達から金を強奪していた容疑もかけられている。(7月31日付アジェンシア・ブラジルなどより)