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援協=60周年史編纂委員会を設置=会員2千人減だが888万レ黒字

挨拶したJICAシニアボランティアの長谷川さん

挨拶したJICAシニアボランティアの長谷川さん

 サンパウロ日伯援護協会(与儀昭雄会長)の6月定例役員会が、先月22日、本部会議室で開催された。先々月亡くなった同会の恩人である公益財団法人日本国際協力財団の神内良一理事長を偲び一分間の黙祷が行われた後、本部に派遣されたJICAシニアボランティアの長谷川美津子さんが着任挨拶をした。
 議題には、2019年の同会創立60周年と翌年の日伯友好病院30周年の記念誌編纂が挙がり、準備委員会が設置されることが承認された。
 続いて、各委員会から報告があった。スザノイペランジアホームは8月一杯で増築工事の完了が見込むことが発表され、新たに収容可能となる18人の入居者募集のため、今月にも熟練クラブ連合会等で説明会を開催するとした。
 地区組織委員会からの報告では、16年初から一年半の間におよそ2200人の会員減となったと発表。園田昭憲第4副会長は、その対策として会費振込み方法の最適化や委員会同士の連携強化等を上げ、会員減の歯止めのために施策を講じていきたいとした。
 なお、日伯友好病院を除く7月の決算は約98万レアルの赤字を計上。病院を含めた全体では約888万レの黒字が計上された。