ブラジル動物性蛋白協会(Abpa)が2日、7月のブラジルからの鶏肉輸出量が、昨年7月の36万2400トンから6・2%増の、38万5千トンを記録したと発表した。
これは、ブラジル食肉産業に大きな打撃を与えた、3月の食肉偽造疑惑摘発(カルネ・フラッカ作戦)以来、初のポジティヴな結果だ。
Abpa会長のフランシスコ・トゥーラ氏は、「アラブ首長国連邦、エジプト、日本、メキシコ、クウェート、アンゴラなどの国々への輸出が、7月の好結果につながった。この調子が年末まで続き、今年上半期のマイナス分を回復できることを期待している」と語った。
鶏肉の好調とはうらはらに、7月の豚の生肉(ベーコン、ハムなどの加工品は除く)の輸出高は、昨年7月の5万2200トンから4万8700トンに、6・8%減少した。
Abpa市場調査部門副会長のリカルド・サンチン氏は、「特定の市場で、一時的な輸出後退が起こっている。ただし、ブラジルからの輸入量をかなりの水準までもどした香港のように、期待の持てる例もある」と語っている。(2日付G1サイトより)
タグ:写真ニュース