ホーム | 日系社会ニュース | 林間学校等で楽しく充実交流=小櫃小中学校使節団が松柏訪問

林間学校等で楽しく充実交流=小櫃小中学校使節団が松柏訪問

来社した関係者

来社した関係者

 松柏・大志万学院と姉妹提携を結ぶ千葉県の君津市立小櫃小・中学校から、小間泰啓中学校教頭、山村由美子小学校校長と6人の生徒からなる『第21回訪伯使節団』が先月26日に来伯、2日に来社した。
 両校は1973年から隔年で相互に訪問団を派遣し、交流を行ってきた。生徒らは同学院の林間学校や授業に参加し、日本移民史料館や市街地見学、ホームステイ等を通して2週間ほど見聞を深めている。
 林間学校には両校併せて70人近くの生徒が参加。料理や掃除、松柏の生徒らが考案したゲーム等で点数を競い、懇親を深めた。「ユーモア溢れるゲームばかりで楽しかった」と生徒たちは口々に語った。
 高橋佑理子さん(13)は「松柏の生徒との会話で日語の支障はなかった」と驚きを見せ、吉野楓さん(12)も「常に一人にならないよう気遣ってくれた」と感激した様子。
 宮崎千夏さん(16)は「授業の号令も日本より丁寧で、規律正しかった」と同学院の生徒から多くを学んだよう。帰国してから報告会を行う。
 小間教頭は「国際交流を柱とする学校は多いが、実際に交流事業を行っている公立校は殆んどない。この交流は非常に貴重なもの」としみじみ述べた。山村校長も「英語、日本語、スペイン語と外国語学習が進んでいるのを痛感した。皆さんには本当によくしてもらった。来年、ブラジルからの使節団が来られた際には温かくおもてなししなければ」と語った。