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東西南北

 現在、連邦議会の一部で「議員の当選回数を抑えよう」とする勢力があるという。彼らによると、「在職年数の長さが汚職に繋がっている」という見方があるようだ。たしかにラヴァ・ジャットで逮捕、もしくは捜査対象となった下議や上議には在職年数が20年を超す政治家も珍しくない。また、14年の選挙では、下院で初当選した議員は38%に過ぎないとのデータも出ているし、同様の傾向は地方行政でも見られるという。たしかに在籍年数が長くなればなるほど、悪いことも身につきやすいという考えは理解できる。ただ、在職期間が短くても汚職をする人はするもの。規則以前に心がけることがあるのでは。
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 サンパウロ市北部のブラジランジア付近で、ロドアネル(高速道)建設工事に伴う爆破音などの影響で、家の壁や天井にひびが入り、穴が開いたと訴える世帯が増えているという。その辺りでは、石が飛び散って家の窓ガラスや車のドアなどが割れることもあるという。工事に伴う埃などが原因と推測される心臓疾患などが見られる住人も出ているという。訴えを聞くに、公害問題として十分にひどい有様だが、州の誠意ある対応を願いたい。
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 前戦からほぼ1カ月が経っているので忘れられがちだが、今日はリベルタドーレス杯16強第2戦の日。パルメイラスは本拠地アリアンツ・パルケでバルセロナ・デ・グアヤキル(エクアドル)と対戦。前戦を0―1で落としていることもあり、今日は地元の利を生かしてなんとか勝ちたいところ。既にブラジル杯でも敗退している分、なおさらだ。