サッカー史上最高の移籍金でフランスリーグのPSGに移籍したネイマールが13日、移籍後初の試合に臨み、1アシスト、1得点と順調な滑り出しを見せた。14日付現地紙が報じている。
PSGの一員としてのネイマールの初試合は、敵地でのEAギャンガン戦だった。先週末の開幕戦はバルセロナFCからの移籍手続きが未完了で出場できず、第2節からの出場となった。
慣れた左ウィングでの出場となったネイマールは、前半から華麗なドリブルを披露し、集まった観衆を沸かせた。前半20分には移籍後初のシュートを放ったが、上方に外れ、35分に試みたヘディング・シュートも、バーにはじかれた。前半は結局、0―0と緊迫した展開で終わった。
だが、後半7分、ギャンガンのディフェンダーのバックパスにキーパーが反応できずにオウンゴールという、思わぬ形で先制すると、そこからはPSGのペースとなった。
後半17分、ネイマールが中盤から出したスルーパスを受けたカバーニがシュートを決め、2点目。バルセロナ時代のスアレス同様、ウルグアイ人のセンター・フォワードと攻撃陣を形成することになる、ネイマールの新天地での理想的な得点パターンだった。
後半37分には、相手ゴール左側に攻め上がったカバーニがゴール前に流したボールをネイマールがうまく合わせ、移籍後初得点となるシュートを決めて、3―0と相手を突き放した。
ネイマールはこの試合で早速マン・オブ・ザ・マッチにも選ばれたが、「バルセロナを出たら、サッカー人生の終わりのように言う人もいるけど、僕はこれまで以上に生き生きしているよ」と自信を見せた。
次節、20日の第3節では、いよいよ本拠地パリでのデビューとなる。