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サンパウロ州=父の日に18歳の娘と妻殺し、父自殺=娘がFBに写真掲載した直後

 サンパウロ州内陸部のグアラシ市で13日、刑務所職員で市議も務めた事がある49歳の男性が、46歳の妻と18歳の娘を射殺し、自殺する事件が起きたと13、14日付現地紙サイトが報じた。
 事件が起きたのは13日午後で、18歳の娘がフェイスブックに、父と二人で写った写真と「父の日おめでとう!」とのメッセージを掲載した直後、自宅にいた男性が妻と娘に銃を向け、二人を撃ち殺した。
 この夫婦には5歳になる息子もいるが、この息子は予期せぬ事件に驚いて慌てて逃げ出し、隣人に助けを求め、無事だった。通報を受けた警察が駆けつけた時には、男性も自分の頭に銃弾を撃ち込んで、妻や娘の傍らに倒れていたという。
 警察によると、妻と娘は既に死亡していたが、男性はまだ息があり、バレットス市内の病院に運ばれたが、同日夜、息を引き取ったという。
 隣人の1人は、男性は丁寧な物腰の人で、妻は朗らかで誰とでも冗談を言い交わすような人だったと言っており、人口わずか1万の小さな町の住民は皆、父の日の悲劇に驚きを隠せない。
 5歳の息子は、裁判所が養育権について判断するまでの間、親戚が預かる事になった。妻と娘の遺体は14日に墓地に運ばれ、通夜が行われた。
 男性が妻や娘を殺害後に自殺するという事件を起こすに至った経緯は何も分かっておらず、警察が調査を行っている。