13日、アルゼンチンで議会予備選が行われ、マウリシオ・マクリ大統領の勢力が全国的に優勢となったが、上院議員での政治家復活を目指すクリスチーナ前大統領にも当選の可能性が出てきたと、15日付ブラジル国内紙が報じている。
今回の選挙は、10月に行われる議会本選挙の前に候補者を絞り込むために行われた。現時点では、マクリ氏の政党、中道右派の「カンビエモス」が全体の35・9%の票を得て、優位に立っている。有権者数の多い中央の州の強い支持を受けている。
また、対抗馬となるクリスチーナ元大統領の新政党・市民連合とその連立党は20・34%の得票率で、サンタフェー州など3州でリードした。
また同国で伝統的に強い正義党は北部の州の支持を得たが、支持率は17・09%だった。
また、クリスチーナ氏はブエノス・アイレス州の予備選に上議として出馬し、カンビエモスのエステバン・ブルリッチの後を僅差で追いかけている(開票率95・6%の時点で34・19%対31・11%)。同州は全国の有権者の38%が集中しており、10月の本選挙では、前大統領が最多得票で当選する可能性が強いと見られている。
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